今から17年前の2003年2月、山手線に沿って歩いたことがあります。東京駅を出発して、線路沿いに時計回りで東京駅に戻りました。
歩数は60,749歩、時間は12時間52分、朝7時12分に歩き始め、東京駅に着いたのが20時04分でした。
いまでもチャレンジしている方は多いようですし、イベントも企画されています。再チャレンジしたくなりました。まずは、当時の状況をブログにまとめてみました。
もくじ
東京~品川
07時12分 東京駅 出発
最も有楽町駅へ近いところにある出入口。旧東京都庁があった場所の脇を抜けて有楽町へ。
07時25分 有楽町駅 792歩
吉野家には多くのお客さんがいた。有楽町駅の入り口の様子を、人通りが途絶えた瞬間に撮影。
07時35分 新橋駅 2,324歩
新橋駅前は人通りが多い。入り口も同様で、写真を撮るのがはばかれた。替わりに広場にある蒸気機関車を撮影。
07時56分 浜松町駅 4,436歩
歩くのが辛くなって来た。疲れは無いが飽きてきた。何をやっているのだろう。こんな事して、どんな意味があるのか、他にやるべきことがあるのではないのか。などと自問自答が始まる。
08時22分 勝・西郷会見の地
薩摩藩の屋敷跡。説明には慶応4年3月14日に勝海舟が西郷隆盛と会見した場所。古地図があり、鉄道は海の中に敷設されたことが分かる。
08時27分 田町駅 7,243歩
田町駅に着いたら、元気が出てきた。次を目指そうという意欲が出てきた。高台の道を避け、交通量の多い第一京浜を歩き、最短距離で品川駅を目指す。歩道があり、早朝なので自転車が少なく気持ちよく歩く。08時44分、高輪大木戸跡を通過。
品川~渋谷
09時05分 品川駅 10,788歩
品川駅は混雑している。写真を撮るが難しい。ここへ来て右足の土踏まずと左側の腰に軽い痛みがある。達成できるか不安になる。日の当たる長い坂道をだらだらと登る。直射日光を浴び、体温が上昇。たまらず御殿山ヒルズ脇の路地に逃げる。路地はタクシーの抜け道となっている。
09時49分 大崎駅 14,590歩
大崎駅まで、かなりの時間を要した。右足の土踏まずと腰の痛みは治まりそうにない。駅は見えているが、大崎ゲートシティ側から山手通りを渡って駅の入口へ向かう気力はない。先を急ぐ。現地に設置されていた地図を確認すると目黒川沿いに進むことができる。遠くに五反田の東急百貨店が見える。だが、あそこまで歩かねばならないと考えると、疲労感が増す。足元を見つつ一歩一歩進む。それでも、渋谷までは行けるだろう。
10時03分 五反田駅 15,910歩
五反田駅まで来た。疲れは激しい。駅周辺には昔ながらの路地があり、興味をそそる。休めそうな店は無い。先を急ぐ。目黒まではさほど遠くはないだろう。だが、目黒駅直前に坂道がある。背中に直射日光を浴び、暑い。だらだらと長い。とても渋谷まで行けそうにない。体温が上昇、上着を脱げば、今度は汗を吸った肌着が冷たい。どうにもならない。
10時21分 目黒駅 17,679歩
目黒駅まで来たが、限界を感じた。3時間連続して歩き続けている。途中、休憩していない。とにかく休まねば。辺りを見回す。オレンジ色の看板、吉野家だ。他に喫茶店もなかった。食事も兼ねて休憩する。牛丼並と生玉子を注文。10時半頃、店内は空いている。ポケット地図を見る。恵比寿駅へは線路沿いに行けそうだ。
10時40分出発。途中で恵比寿ガーデンプレイスを通り抜けた。大勢の人々が遊びに向かう中、逆方向の駅に向かって歩く。恵比寿駅までは動く歩道を利用し、体力の温存を図る。
11時07分 恵比寿駅 20,047歩
恵比寿駅に着いた。恵比寿駅から渋谷駅までは、線路沿いに進むことが出来そうだ。
渋谷~新宿
11時25分 渋谷駅 21,751歩
渋谷駅は大勢の人が集まっている。歩道橋から撮影。
11時58分 原宿駅 24,689歩
原宿駅前には若者の姿が目立つ。駅近くの橋の上ではコスプレを楽しんでいる若い女性が集まっている。メイドさんに似た格好をした彼女達がお互い名刺を交換している姿が面白い。
原宿には図書館がある。そこへ向かう。竹下通りを利用したのは間違いだった。歩行スピードが極端に低下した。図書館で12時08分から40分間の休憩をとった。
13時08分 代々木駅 28,030歩
代々木駅までは、閑静な住宅街を抜ける。人はさほどいない。新宿駅へ向かう。小田急線の踏切から新宿サザンテラスを利用できる。歩行者専用のテラスで新宿の新しい観光名所、コーヒー屋さんなどの店がある。快適だ。
13時21分 新宿駅 28,991歩
新宿駅南口に着いた。’85年頃はちょとした場末の様相があったものだ。今は再開発が行われ、人の流れが変り、新宿の新たな顔になっている。さて、ここで終わりにすべきか悩む。新宿から池袋までは歩いた経験があるので、その距離感と道順に不安は無い。天気はとても良く、再チャレンジするとしてもこれ以上の天候が望めるかどうかは分からない。
ここは続行である。行けるところまで行こうと決意。駄目だとしても、まだ歩いたことのない池袋駅と大塚駅の間を試す絶好のチャンスと考えた。